某市庁舎雨漏り調査

少し前ですが、滋賀県の某市庁舎にロープアクセス雨漏り調査に行ってまいりました。

大きな銅板金属屋根とトップライトが特徴的な鉄筋コンクリート造の建物でした。

 

 

トップライトからの雨漏りって厄介なんですよね。

大抵の場合は建具そのものか、周囲の納まりに原因があることが多いんです。

しかし、雨漏り調査に先入観は禁物です。

「すべてを疑い、すべてを検査。」が鉄則です。

ロープアクセス工法で周囲をくまなく目視触診検査をします。

お目当てのところに安全にたどりつけなきゃならないこのような雨漏り調査は、ロープアクセス工法の得意とするところです。

 

　

 

おかしな納まりの建具って意外と多いんですよね。

こういう異常に気付けるか気づけないかが腕の見せ所なんです。

だから先入観や思い込みは絶対に禁物です。ニュートラルな目が命です。

気になるところは、面倒くさがらずに徹底的に検査します。

 

　

 

ファイバースコープがあればこんな時に便利ですね。

雨水が侵入した跡にはコケや藻が発生しやすいんですが、虫が発生することも実はよくあるんですよ。

怖いですねー。

 

 

お客様にわかりやすい報告書を作成するために、いろんな角度から写真を撮ります。

実際報告書で使う写真なんて、撮った枚数の10分の1ぐらいなんですよ。

しかし写真はいっぱい撮らなきゃ、いい写真って出ないんですよね。

 

　

 

最後に水かけ（散水）実験をして雨漏りを再現します。

予想される損傷箇所に順次散水していきます。

予想通りの雨漏り状況を確認して調査は終了です。

 

　

 

大きな建物だったので、なかなかやりごたえのある雨漏り調査でした。

おなかいっぱいです。

困っているお客様には不謹慎なのですが、この雨漏り調査って本当に楽しいんですよ。

自分の予想した通りの結果が出ますから。

 

「またのご依頼を心よりお待ちしております。」と言いたいところですが、この仕事に関して言えば、こんなセリフは絶対に言えません（笑）